2015年3月2日
本日は都内心理士会にて講習を。
午前のテーマは、脳の働きから考える関係回復。脳科学的見地から、神経伝達物質(ドーパミンやノルアドレナリン、ドーパミンなど)が心も体も司ることを再度確認していく。放っておくと、怒りや恐れ、奪う、比較する、勝ち負けにこだわるなど神経回路ばかりが発達してしまいがちな時代。自分が本当に好きなことを大切にする、感謝する、思いやりなどの愛の神経回路を強くすることは現代において大きな課題であろう。脳の働きを学び直す度に、笑いヨガの奥深さを痛感する。出来ても出来なくても、存在自体があなたは素晴しい。喜怒哀楽、すべての感情に優越はない。笑いヨガでは、泣き笑いというエクササイズや、痛いことを笑うエクササイズも、喜びを表現するエクササイズも、口論笑いというエクササイズもある。笑いヨガは、感情を自由に、自分らしく出せる、開かれた安全な場であることは、集団カウンセリングの基本と同じ。
午後のテーマは、言葉。言葉のチカラは私たちが思っているよりも大きい。言葉がひとりひとりを作りあげていく。皆、本来はあたたかな愛に満ちた言葉を欲している。入ってきた言葉はその時のみのものでなく一生続くこともあるほど強烈なものであったりする。褒められると、表情が固かった方も少しずつほぐれていく。涙する人もいる。頬を赤らめながらますます美人になる人もいる。自信を取り戻す人もいる。もう1度、生き返ったように活力がみなぎる人もいる。
カウンセラーは言葉だけで人が立ち直る支援ができる。笑いヨガも人に生きるエネルギーを提供できることがある。でも、立ち上がるのはご自身。
それでも、人は人に支えられて生きられていることを、時に人を頼ることを、
頼られることに、深い愛があることを忘れないで生きていこう。