2015/10/26(月)NHK総合テレビ朝4時30分~8時の間のニュースの中で3~4回、本当に映像が流れました(笑)
※以下、『NHK News Web 2015年(平成27年)10月26日[月曜日]付け』より転載※
ふだん笑わない高齢者ほど「健康状態悪い」
ふだんほとんど笑わない高齢者は、よく笑う高齢者と比べて、健康状態が悪いと感じる人が1.5倍以上に上ることが、千葉大学などの研究グループの調査で分かり、研究グループは「笑い」が健康に役立つ可能性を示すものだとしています。
高齢者の健康問題について研究している千葉大学や東京大学などのグループは、全国の65歳以上の高齢者2万人余りを対象に、笑いと健康状態の関係について調査しました。
日常生活で声を出して笑う頻度を尋ねたところ、「ほぼ毎日」と答えた人は男性で38%、女性が49%で、「ほとんどない」と答えた人は男性で10%、女性で5%でした。
次に、笑いの頻度に応じて健康状態を分析すると、「ほとんど笑わない」人が「健康状態が悪い」と答えた割合は、「ほぼ毎日笑う」場合と比べ男性で1.54倍、女性で1.78倍になりました。
従来の調査で、「健康状態が悪い」と答える人はその後寝たきりとなる割合や死亡率が高くなることが分かっていて、研究グループは「笑い」が健康に役立つ可能性を示すものだとしています。
千葉大学予防医学センターの近藤克則教授は「笑いと健康の密接な関係が示された。メカニズムについてはさらに調べる必要があるが、高齢者は笑いを心がけてほしい」と話しています。
高齢者に笑いを 各地で広がる
健康のために、高齢者に笑ってもらおうというさまざまな活動が、各地で広がっています。このうち、千葉県流山市の高齢者の交流施設では、去年から、月に2回行われている「笑いヨガ」の講座が人気を集めています。「笑いヨガ」とは、ヨガの呼吸法を取り入れた体操でさまざまなポーズを取りながら、参加者全員が大きな声で笑うものです。大声で笑うと、大きく息を吸ったり吐いたりして体の筋肉を使うため、ふだんあまり体を動かさないお年寄りにとっては、適度な運動になるということです。去年から参加している80歳の男性は、「声を出して笑うと運動でエネルギーを使い、体にいいような気がして、ずっと続けています」と話していました。
取材協力:流山市東深井94-24の高齢者ふれあいの家『いそいそ』さんと『笑いヨガ』参加者のみなさま♡ありがとうございました(^-^